こんにちは、川西富士です!
今回は、妊娠が分かった時から母親になっていく彼女とそのままだった男の話をします。
はじめに
まず、わたくし川西富士は、現在妻と2人の娘たち(6歳、1歳)と犬1匹の4人と1匹で毎日騒がしくも楽しい生活を送っております。
2人目が1歳になり、少し余裕ができてきて、右も左も分からなかった子育ての最初の頃を改めて振り返ると、沢山の大変だったなぁ~としみじみ。
良いこともありましたが、父母として夫婦としての反省点も多々あります。
その中でも、妊娠がわかった時からの数か月の間に、親への階段で妻にだいぶ置いて行かれた事はしっかりと覚えています。川西富士家の場合、結婚と妻の妊娠が同時期だったので、本当に彼女→母の変わり目がかなりハッキリでした。
この記事を読んでいる人は、どこかで聞いたことがあるかもしれませんが、男性と女性では親として自覚が芽生えるタイミングが全然違います。
彼女から母親に
ぼくの妻は妊娠が判明したその日から、以下のような事が変わりました。
- 歩き方
妊娠初期は見た目は変わらないですが、少しの段差にでも慎重になっていました。
妊娠が分かった前の週にカラオケのソファーの上で跳ねて歌ってたのに?と、衝撃を受けたのを覚えています。笑 - 飲みもの
基本、ルイボスティー、そしてお酒やジュースをピタッと飲まなくなりました。
ちょっと出かけた先で一緒に飲んで帰る事が出来なくなって少し寂しかったなぁ。 - 食べ物
脂っこいものを気にするようになり、添加物などにも注意を払うようになりました。
ちょっと後になると、めっちゃ食ったり甘いもの我慢できなくなったりしてました。 - 買い物
当たり前かもしれませんが、ネットショップを含め行くとこ見るものがすべてベビ用品に変わりました。 - 話題
週末どうしようか?!あの映画面白そうだよね~!!などから
ぼくの仕事(訳あって当時無職)、将来住む場所(当時東京の狭いアパート)、貯金額(当時200万弱)、お金の管理(当時別々)、保険(当時未加入)と、耳の痛い話題で毎日が埋め尽くされました。まぁ無職だったし…。妻の不安を考えると心が痛みます。ただ、子供の名前を考えるのは毎日二人共通の癒しの話題でした。
ぼくの男目線から明らかに変化を感じたのはこんなところでしょうか。
妻からしたら、もっともっとあると思います。
変わらない男
一方、妻の妊娠が分かってからのぼくはというと。
- 歩き方。 妻をいたわってペース遅め。一人だと基本早歩き。
- 飲み物。 ビール、酎ハイ、日本酒、焼酎。
- 食べ物。 焼肉大好き。ラーメン大好き。
- 買い物。 妻に着いて行くので、基本ベビー用品。
- 話題。 お笑いの話、週末友達と飲みに行くよって話、男女それぞれの名前の案
基本的には妻の行動に合わせてはいましたが、これから生まれてくる子供の為に自ら率先してやっていた事といえば、名前の案を出すのと、こんなのあったら良いと思うベビ用品のアイデア出しと購入くらいしか思い出せません。
当時仕事探し中でしたので、ちょっとした焦りはありましたが、心の中は特に不安も無く。
父親かぁ、なんかワクワクすっぞ!くらいの感じでした。
自覚の違いから来る、すれ違い
読んでくれてる方は先ほどからちょっと気になっていたと思うのですが、1人目の妊娠が発覚してからしばらくの間、ぼくは無職(職探し中)でした。でも、実際そこまで焦ってもなく、今までやってきたんだからこれからも何とかなると思っていました。
ただ、妻は違いました。
つわりも始まり、自分の身体の変化を毎日感じて、お腹もだんだん膨らんでくる。
母親になるステップを着実に踏んでいました。
そんな中、いつも通りゆるりと職探しするパートナー…。
妻のイライラは容易に想像できると思いますが、いつの間にか日常の小さな事がきっかけの小喧嘩も少しずつ増えていました。
今となっては笑い話ですが、当時の妻の不安を考えると、
自分のナンクルナイサー(沖縄の方言:なんとかなるさ~)だった感じに怒りを感じます。
パパスイッチがオンになる時
ある日、通っていた産婦人科から紹介で当時住んでいた地域で開催していた、これから父親になる人向けのセミナー(詳しいセミナー名は忘れました)に妻と二人で参加しました。
そのセミナーは前半と後半に分かれていて、前半は妊婦さんになった時の身体の重さや大きさを疑似体験ができる装具を付けたり、赤ちゃんの身体の洗い方を教わったり、実技的な内容でした。
セミナーの後半に、女性が妊娠し子供を産むまで、出産のがどれだけ大変か、そして子供が産まれてからの事など、小中学校の保険体育の授業で習った覚えがあるようなないような内容のお話がありました。ただ、子供の頃とは違い、当事者になった自分にはとても興味深く、いつの間にか熱心に聞き入っていました。
その中で、一番自分の心に刺さった話が
「女性が妊娠してから子供が2歳になるまでに夫がどう行動したかによって熟年離婚率が倍以上違う」
また、
「子供が親の手を離れた時に、離婚を考えた時に踏み止まるかどうかが、この期間の行動で大きく変わってくる」
という話でした。
当時、そんなに先の家庭や夫婦の形のことまで考えてませんでしたが、その話を聞いたときに色々な将来の家庭の形が自分の中にフラッシュバックのように浮かびました。
ぼくの中で、その話その統計がどれだけ信ぴょう性があるかは問題ではなくて、とりあえず今からの時間がどれだけ重要なのかが心にずっしりと乗っかってきたのを覚えてます。
そのセミナー以降、父親になるという意識と妻をサポートしていく為に自分なりに何ができるかということを考えながら行動するようになりました。
おわりに
男のパパスイッチの場所や押されるタイミングは違えど、そのスイッチは絶対にあり、最後に押すのは自分自身だと思います。
- パートナーの妊娠がわかった時
- エコー画像で我が子の写真を見た時
- 産声が聞こえてきた時
- 生まれた赤ちゃんを抱きあげた時
- お父さんと呼んでくれた時
- 子供が自分以外の男性に全くなつかない時 などなど
ほくの場合は何となく参加したセミナーでのお話の時でしたが、
それが自分でスイッチを押すためにポンと背中を押してくれた、ぼくの人生の中の重要なランドマークだったんだと今でも思ってます。
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