こんにちは、当ブログ「DO LIFE」を運営している川西富士です。
料理・アウトドア・お酒が好きな普通の会社員。そんな僕が、39歳にして「柔術」という未知の世界に足を踏み入れました。今回はそんな僕が圧倒的な力の差に抑えつけられ心がポキっとなりそうになった話をしたいと思います。
恐怖と期待:柔術への第一歩
柔術に興味はあるけれど、畳に上がるのは正直ちょっと怖いですよね。僕も以前はまさにそんな初心者でした。
柔術の動画を見て「楽しそう!」と思う反面、「柔術着を着て本当に技かけ合えるかな…」「投げられたり締められたらどうしよう…」と不安になる気持ち、よく分かります。特に僕は昔から体力に自信がなく、体重の軽い僕をベテランが持ち上げたらひとたまりもないだろうな、なんて考えていました。
初心者の洗礼:ベテラン柔道家との対決
抑え込みの瞬間
そんな恐れを胸に、ついに柔術道場の門を叩いた僕。しかし道場に通って間もなく、まさかの出来事が起きました。稽古の後半で先輩とのスパーリング(組手稽古)になった瞬間、ベテラン柔道家(柔術歴は一緒くらい)の先輩に見事に技を決められてしまったのです。
何となくぶん投げられたのはわかりましたが、気づくと僕は腕をがっちり押さえ付けられ、全身が動かなくなっていました。上から体重をかけられ、まさに抑え込み状態。まるで床に張り付いた魚のように、必死でもがいても身動きできません。先輩は「ジッとしてなさい」といわんばかりの圧と技術で完全に僕を抑え込んでました。
逃げられない悲鳴
僕は何度も「エビ」を打って逃げようと試みました。腰を浮かせて背中で床を這うように動くあのエビ運動です。しかし、先輩の重み(技術?)はあまりにも強烈で、いくらエビを打っても全くビクともしません。呼吸はどんどん苦しくなり、まるで水中に沈んでいくような感覚。汗がダラダラと顔を伝い、心臓の音が耳元で響いています。「まずい…息が続かない!」頭の中でそんな声が鳴る一方で、体力は見る見るうちに削られていきました。
これ以上どうにもならないと悟った僕は、その瞬間「本当に諦めたい」と弱気になってしまいました。まさかこんな形で完全に抑え込まれるとは思っていませんでしたし、自分の無力さにショックを受けました。
悔しさをバネに:今取り組んでいること
しかし、この敗北体験は僕に大きな学びとモチベーションを与えてくれました。「もう二度とあんな思いはしたくない!」という悔しさをバネに、僕は現在、柔術で必要な体力と技術を身につけるために本気でトレーニングに取り組んでいます。
- 筋力トレーニング:腕立て伏せや腹筋、背筋などの基礎的な筋トレを毎日行い、抑え込みに耐えられる体力をつけるようにしています。特に腕立て伏せは、相手の上体を支える力に直結するので欠かせません。
- エビ運動の練習:畳の上で何度もエビ運動(ブリッジ)を繰り返し、腰を浮かせる感覚を身体に覚え込ませています。最初は数回でへとへとでしたが、続けるうちにお尻の筋肉も強くなってきました。
- 早めの逃げ練習:スパーリングで相手に抑え込まれそうになったらすぐエビを打つ癖をつけるため、軽い力で先輩とガードからの練習を繰り返しています。先輩の体重に勝てなくても、動けるうちに隙を見つけて早めにポジションを変える練習です。
これらの練習を始めてから、少しずつですが動きに安定感が出てきたのを感じています。まだまだ先輩には及びませんが、あの悔しい経験があるからこそ、伸びしろを感じながら前進できています。

まとめ:初心者でも恐れず挑戦しよう
柔術の世界は初めての頃は確かに厳しいかもしれません。ベテランに抑え込まれる経験をすると、「やっぱり自分には無理かも…」と心折れそうになることもあります。しかし、その怖さや痛みを乗り越えた先には大きな成長があります。僕も今では「怖い」を乗り越えた自分を少し誇りに思えるようになりました。
初心者のうちは誰でも同じように戸惑いますし、上手い人ほど優しく手加減してくれます。大切なのは「怖がらないで挑戦する気持ち」です。畳の上で感じる緊張や恐怖は、あなたが成長しようとしている証拠。「無理せず自分のペースで、一歩ずつ前へ進もう」という気持ちを大事にしてほしいです。
次回予告
次回は、今回の僕の体験から得た教訓を活かしつつ、初心者向けの具体的な基礎トレーニング方法や準備運動について紹介する予定です。恐怖に負けずさらにステップアップできるよう、一緒に頑張りましょう!
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