ケガで気づいた、柔術の“見えない稽古”──怪我中でも強くなれる理由

怪我・リハビリ記録
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「あー、今ごろ道場ではスパー中か…」

左膝のケガで道場に行けなくなった週末。
気がつけば、Xを開いては柔術の投稿を見て、「いいなぁ…」と指をくわえてスクロールしてる自分がいました。

怪我って、身体の痛みよりも“置いていかれる感”とか”覚えたこと忘れるじゃないか感”がキツい。
焦りと虚しさがじわじわ押し寄せてくるんですよね。

でも、そんなモヤモヤの中にも、確かに“学び”はあったはなしです。


見学してわかった「観る稽古」の力

ケガ明け、まだ痛む脚を我慢しながら道場へ。
先生に「見てるだけでも勉強になるよ」と言われて見学。

でもね、ただの見学じゃないんです。
上級者の動きって、じっくり観察するとタイミング・体重移動・目線…めちゃくちゃ情報が詰まってる。

スパーを“実況解説する気持ち”で観てると、なんとなく自分ならどう動くかがイメージできてくるんですよね。


動画でイメトレ。スロー再生が神

YouTubeタイム。
紫帯や黒帯の技動画を、スロー再生でひたすら見る。

そして気になったとこはφ(..)メモメモ

  • どこで相手の重心が崩れてる?
  • 仕掛けの直前、何をしてる?
  • 自分の体型で真似できる形は?

とりあえず答えは出なくてもよくて
「考えること自体」が、自分の柔術をアップデートしてくれて
復帰への励みになります。


言語化すると、頭が整理される

面白かったのは、技を言葉で説明しようとすると、急にモヤっとした部分が浮き彫りになるってこと。

「あれ?ここって右足から抜くんだっけ?」
「え、これって脇締めながら回すんだよな?」

うろ覚えだった技が、言語化を通して定着するんです。

しかも、文章にすると後からも見返せるから、“自分用の柔術辞書”みたいになって一石二鳥。


焦らずに、強くなる

もちろん、動けるに越したことはない。
でも、「動けない時間=無駄な時間」じゃないって、今なら言えます。

むしろ、この時間にしかできないことがある。
身体が止まってる分、心と頭を動かしてやる。

強くなるって、技を覚えるだけじゃなくて、
「自分と向き合うこと」「継続する気持ち」
とかなんじゃないかなと今は思います。


僕の“リハビリ期間”にやっていること

最後に、今僕がやっている“見えない稽古”をまとめます。

  • スパー動画をスローで分析(自分に置き換えて)
  • 技をノートに図解&文章で整理
  • 柔術ノート作成(学んだこと・気づきのメモ)
  • 「戻った時にやりたい技リスト」を作成

復帰したら、ちょっと違う自分になってると信じる事が大事!


まとめ:柔術は、技だけじゃない

ケガして気づきました。
柔術って、「やる」だけじゃなくて「観る・考える・整理する」ことも全部“修行”なんですよね。

怪我中でも、柔術してます。
復帰した時にマットの上で今の行動の答え合わせができます。
それで、笑って「この時間があってよかった」と言えると思う。

ではまた、道場で。

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