【白帯挑戦記⑧】人生初試合、袖ぐるまで散る─ハゲたけど黒帯目指す会社員の記録

柔術

さて、先週末、初の大会出場で1試合目で見事に散った川西です。

試合の傷(こころのほうw)も癒え始めましたので、ブログ更新です。

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はじめに~ついにこの日が来た。~


柔術を始めてからずっと目標にしてきた「初めての試合」。
白帯の僕にとって、それは**“挑戦の第一歩”であり、“恐怖との戦い”**でもあった。

2週間前に手首を故障し、まだ完治してない。
減量(というか食欲不振)で体はフラフラ。
それでも──逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ。

碇シンジばりに、自分を鼓舞してマットへ向かった。


減量の果てに──76kg→71kg台まで落とした執念

試合2週間前、道着なしで76kgを超えていた僕。
ライト級のリミットは76kg以下。

それでも、出ると決めたからにはやるしかない。
食事を減らして、大好きな白米も控えてとしていたら、

手首のケガで練習できず、メンタルはズタボロ。

試合数日前に不安と緊張がピークに達し、
結果、試合前日には71kg台に到達。

人生初の“本気の減量”だった。
というか、普通に食欲不振の結果。笑


試合当日の朝──焦げたホットサンドの呪い

試合当日の朝。
「勝負前にはうまいもん食って気合い入れよう」と、
得意のホットサンドを作ったら──焦げた。

よりによって、パンが真っ黒。
チーズはベタベタ。

その瞬間、ピンと来た。
「あ、今日なんかあるな…」

まさかそれが“予兆”になるとは、このときの僕は知らない。


会場入り──高まる緊張と仲間の声援

白帯ちゃんを助手席に渋滞の中、いざ会場へ。

昼前に会場到着。
同じ道場の仲間たちの試合を見ながら、
「やっぱり試合ってすげぇな」と実感。

人の試合を見ているだけで、手のひらが汗ばむ。
音楽を聴いても、話しても、どうにも落ち着かない。

そして14時30分──ついに自分の出番が来た。


試合直前──“迷い”が生まれた瞬間

受付、道着チェック、体重測定。73.5kg。
減量は完璧。準備もOK。
ただ、心の中だけが嵐だった。

「引き込みで行くか?」
「いや、上を取りたい気もする…」

心臓が破裂しそうだ。どうしよう どうしよう

と頭の中がまとまらないうちに前の試合が始まってしまった。

Screenshot

この**“迷い”**が、すべての始まりだった。


試合開始──まさかの“引き込み負け”

試合開始の合図。相手が一歩前に出る。

僕も反応しようとした瞬間──
相手が僕の“得意な引き込み”を先にやってきた。

「え、そっち!?」

頭が真っ白。

いつもならクローズドガードを割る場面なのに、
どう動けばいいのか分からない。

「この後ってどーすんだっけ…」

そのまま流れでパスされ、背中を取られ、

そして──


苦しい時間──首を絞められながら考えたこと

バックを取られ、ずっと首を絞められ続ける。
呼吸が浅くなり、視界が揺れる。

「我慢…我慢…」

審判が止めようか迷っているのが見えた。

でも、負けたくなかった。

苦しさと同時に心の中で「こんなはずじゃなかった…」と情けない思考が巡っていた

最後のチャンスで返そうとした瞬間、今度は返されマウントとられる

“袖ぐるま”で完全に極められた。

トントン…

試合終了。

審判から「大丈夫だった?」と心配された…(笑)

そして絞められすぎてマット中央に移動する姿が間抜けだったんだろうか。
観客から少し笑い声が起きた。

でも、僕にとっては人生で一番長い3分(トータル首締められ時間)だった。

ほな、帰ろうか。

試合後、荷物をまとめて自撮りして帰るハゲ

試合後──悔しさしか残らない

終わった瞬間、何かが抜けた気がした。
悔しい。
めちゃくちゃ悔しい。

後悔はないけど、反省が山ほどある。
なぜなら、**「練習の悪い癖が全部出た」**から。

帰りの車で音楽を爆音で流し、叫んでスッキリした。
これが挑戦か。
勝っても負けても、得るものはある。

次は、負けない。
いや、絶対に勝つ。


まとめ──ハゲでも挑戦はできる

初試合は完敗だった。
でも、得たものは確実にあった。

  • 迷いは最大の敵
  • やらないより、やって負けた方が強い

今日の敗北が、明日の“強さ”の種になる。
次は勝つ。その途中にいるだけだ。

── ハゲたけど、黒帯目指す会社員。まだまだ挑戦中。


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