こんにちは、川西富士です。
今回は「柔術の基本ルール」と「勝敗の決まり方」について、初心者目線でわかりやすく解説していきます。
僕自身、道場に通い始めてまだ間もないのですが、「え?ポイント制?何それ?」と、最初はルールが全然わからずに戸惑いました。
この記事では、これから柔術を始める方や、観戦してみたい方にも役立つよう、できるだけ噛み砕いてご紹介します!
1. 柔術とは?ざっくり説明
ブラジリアン柔術(BJJ)は、寝技中心の格闘技で、関節技や絞め技で相手を制するのが特徴です。
打撃(パンチ・キック)は一切なし!
柔道の寝技に近いですが、「抑え込む」だけではなく、「極める」ことが重視されます。
ちなみに、道場では「柔術」「BJJ」「ブラジリアン柔術」など呼び方は色々ありますが、全部同じものです。
2. 勝敗の決まり方は3つだけ!
柔術の試合では、以下の3つの方法で勝敗が決まります。
① サブミッション(一本勝ち)
関節技や絞め技で相手がタップしたら即勝利!
- タップとは、相手が「参りました」として手や足でトントンと合図すること。
- 絞め技・腕十字・足関節技などが決まれば、即終了です。
※この瞬間の「キマった感」が柔術の醍醐味!
② ポイント判定勝ち
試合終了時により多くのポイントを取っていた方が勝利。
ポイントがつく動きは主に以下の通り:
動き | ポイント |
---|---|
テイクダウン(投げ) | 2点 |
マウントポジション | 4点 |
バックコントロール(背中を取る) | 4点 |
スイープ(下からの返し) | 2点 |
パスガード(相手の足を超える) | 3点 |
ポイントの獲得には「ポジションを安定してキープ(3秒)」が必要です。
「見た目で優勢」より「正しく動いてポイントを取ったか」が大事!
③ レフェリー判定
一本もポイント差もない場合は、レフェリーの判断で勝者が決まります。
- 積極性、試合を支配していたか、などが基準になります。
- 迷った時は、試合を“動かしてた方”が勝つイメージ。
3. 反則について
以下はルール違反になるため要注意です(特に初心者帯ではNGが多い):
- ヒールフック(帯によっては禁止)
- 指を一本ずつ掴む行為
- 相手の顔を押す・突く
- 道着を口にくわえる、噛む
- 乱暴すぎる行為や暴言
ルールは年齢・帯・大会によって少しずつ異なるので、出場時はしっかり確認を!
4. 柔術に「引き分け」はあるの?
大会によっては引き分けになることもあります。
- ポイント・サブミッションが両者ない場合
- アマチュア大会では引き分けが認められることも多い
ですが、勝敗がハッキリ出る仕組みの方が多いので、どこかで決着がつくのが基本です。
5. 試合時間はどれくらい?
帯の色・年齢によって試合時間が変わります。
帯 | 試合時間(目安) |
---|---|
白帯(初心者) | 5分 |
青帯 | 6分 |
紫帯以上 | 7~10分 |
短時間でも、体感では10倍くらい疲れるのが柔術の不思議。
僕も初スパーのとき「2分で酸欠」になりました(笑)
6. 見た目以上に「頭脳戦」
柔術は「地味」と思われがちですが、実はチェスのような戦略バトル。
動き1つ1つに意味があって、「型」と「崩し」が入り混じる世界なんです。
勝敗だけじゃなく「技がハマった」「読み勝った」みたいな、小さな“勝利”の積み重ねがあるのも魅力!
まとめ:ルールを知ると、柔術はもっと面白くなる!
- 柔術は打撃なしの寝技格闘技。誰でも始められる。
- 勝ち方は「一本」「ポイント」「判定」の3つ。
- 見た目以上に奥が深くて、頭も使う。
- 初心者でもルールを覚えるだけで、練習の見え方が変わる!
正直、僕も最初は「なんとなくやってる」状態でしたが、ルールを理解してからは、練習の質もグンと上がった気がします。
これから柔術を始めたい人や、始めたばかりの人の参考になればうれしいです!
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