どうも、柔術白帯の会社員、川西富士です!
皆さんに、ご報告です。
わたくし川西は、先日、ストライプを一本いただきました!
これで、【ただの白帯】から【ちょっと頑張ってる白帯】になれたのかな。


そこで今回は、柔術の「帯の昇段」について深掘りしてみようと思います。
僕自身も始めたばかりの頃は、
「白帯から黒帯ってどうやってなるの?」
「そもそも柔術って帯の色いくつあるの?」
「昇格の基準って何!?」
と疑問だらけでした。
この記事では、
「帯の色の順番」から「昇段の基準」、そして「道場による違い」まで、
初心者でもわかりやすく、かつリアルな感覚で解説していきます!
柔術の帯の色と順番(大人編)
ブラジリアン柔術の帯は、以下の5色で構成されています。
順番 | 帯の色 | 意味 |
---|---|---|
① | 白帯(ホワイト) | ビギナー/すべてのスタート |
② | 青帯(ブルー) | 初級卒業/実力者の入り口 |
③ | 紫帯(パープル) | 中級者以上/技の深さが要求される |
④ | 茶帯(ブラウン) | 上級者/黒帯の一歩手前 |
⑤ | 黒帯(ブラック) | 師範クラス |
柔道と比べると、帯の色は少なめです(たとえば黄色帯やオレンジ帯などは子供用)。
ちなみに、柔術では 帯の中に「ストライプ(線)」 を入れて進級段階を示します。
(👆冒頭で話した僕が先日貰ったやつです)
例えば、白帯の次がすぐ青帯ではなく、「白帯1本」「白帯2本」…と4本まで進みます。
昇段の基準は?──柔術は「試験」がない
驚かれる方も多いですが、
ブラジリアン柔術には、段位昇格のための“昇級試験”が基本的にありません。
じゃあ何が基準になるの?という疑問がでてきますが、
主に以下の4つが基準になる事が多いようです。
① 技術の習得度
・基本のガードやパス、スイープ、サブミッションがある程度できるか
・相手との実戦スパーリングで通用しているか
② 通っている道場での評価
・道場の先生が「昇格に値する」と認めるか
・練習態度が見られることもあるようです
③ 試合成績(大会)
・試合に出場し、勝利や入賞を重ねているかどうか
→「試合で強い=実力がある」と見なされる
④ 在籍年数・練習頻度
・それなりの期間と練習回数を積んでいること
つまり、定量的な“試験”ではなく、定性的な“総合評価”で帯が上がるそうです。
昇段の目安年数(白帯→黒帯まで)
実際に、帯が変わるまでどれくらいかかるのか──
ざっくりとした目安を調べ以下にまとめました。
(ただ、道場の方針などでも大きく左右されますので参考程度に)
帯 | 目安年数(平均) |
---|---|
白 → 青 | 1〜2年 |
青 → 紫 | 2〜3年 |
紫 → 茶 | 2〜3年 |
茶 → 黒 | 1〜2年 |
つまり、黒帯までに10年近くかかることもあります。
もちろん「途中で休会」などの場合はもっとかかります。
逆に毎日練習&試合で活躍すれば早まることもあります!
「“強くなる”ことと“帯が上がる”ことは、イコールではないけども、帯が上がる頃には自分なりの柔術ができてるはず」
子供はどうなるの?──ジュニア帯の仕組み
ちなみに、16歳以下の子供には「子供用の帯色」があります。
子供の帯の一例 |
---|
白 → 黄 → オレンジ → 緑 → 青 |
このあたりはIBJJF(国際ブラジリアン柔術連盟)ルールで細かく決まっています。
16歳になって大人の帯に切り替わるタイミングで再評価され、
場合によっては「紫帯からスタート」というケースもあるようです。
道場によって“昇段の文化”は違う?
道場によって”昇段の基準”は変わります。
・定期的に昇帯セレモニーをする道場
・コツコツストライプで段階評価する道場
・試合で勝つ人を中心に上げる道場
など、流派や先生の方針によってさまざまです。
なので「A道場で青帯」「B道場では白帯相当」なんてこともあるみたいですね。
他の格闘技と違い、“全国統一の試験制度”がないのが柔術の面白さだと思います。
僕が思う「帯が上がる」ということ
個人的には、帯は“ゴール”じゃなく“スタート地点や目安のひとつ”だと思っています。
先日の稽古に帯を忘れて、紫帯を借りたことがありました。
帯を締めた瞬間は「めちゃめちゃカッチョええやん」と嬉しかったですが、
0.5秒でその感情は無くなり、帯の色と自分の実力の乖離が激しすぎて、
恥ずかしさと不快感が押し寄せてきたことがありました。
帯の色=強さではなく自他共に認める強さ証が帯の色なんだな~という事を痛感しました。
(まぁ帯の色で強くなれるなら、最初からみんな黒帯つけてますよね笑)
そんな事があり、改めて白帯から青帯になると、「初心者マーク」が外れて、
“柔術やれる人”として見られるようになるのかなと感じています。
その分、青帯以上としてのプレッシャーも増えると思いますが、
だからこそ“本気で向き合う覚悟と余裕”もあるように見えます。
今の僕は、白帯に1本ストライプ。まだまだ学びたいことだらけです。
でも、「この帯でやれることをやり切ってから、次へ進むことが大事」と思っています。
まとめ
- 柔術の帯は 白→青→紫→茶→黒 の順
- 昇段には「試験」はなく、師匠の評価・技術・在籍年数・試合実績がカギ
- 平均10年かけて黒帯にたどり着く人も
- 道場ごとに評価基準に違いがある
- 帯は「強さの証」でもあり、「学びの証」でもある
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【白帯挑戦記①】岡山の柔術大会、出ます
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